②の続き。
夜飲茶でお腹を満たした私たちは夜の花市を体感すべく再び歩き出した。
何やら怪しい色をした飲み物を発見。黄君曰く暑い時や辛い物を食べた時に飲むと体を冷やしてくれる効能があるとのこと。
特に辛い物を食べたわけではなかったが、どんな味がするのか気になって買ってみた。赤いゼリーに甘いミルクがかかっている。味はそんなにうまいものではなかった。味よりも薬的な効能の方が重視される飲み物なのだろう。
なるほど夜はまた昼と違った味わいがある。
日没前に来た西湖花市の中心地。綺麗にライトアップされていている。
夜7時を回りだんだん人が増えてきた。
最後に正門を見学しようとしたのだが、急に交通規制がかかり中に入れなくなってしまった。なぜ急に規制がかかったのか、警察のお兄さんに聞いてみたが理由は答えてくれなかった。翌日知ったことだが、胡錦濤前国家主席が視察に訪れていたらしい。
仕方なく交通規制がかかっている間北京路付近をぶらついていると、120年以上の歴史があるという飲茶の老舗「蓮香楼」を見つけた。蓮香楼はお菓子などの土産物類も充実している。ちょうど帰国のお土産を買っていなかった私はここぞとばかりに買い込んだ。空港で買うと高いんだこれが。
時計は9時を回ったころだろうかようやく交通規制が解除された。しかしものすごい人の波だ。
今年の干支酉のオブジェ。
正門入り口。
門の天井に飾られた灯篭。
中国語ではこのような状態を「人山人海」と表現する。とにかく人が多くて進まないったらありゃしない。日没前に一通り回っておいた私たちは程よい場所でUターンし花市を後にした。
昨年は花市の存在を知らず今回初めて見学したが、縁日のような雰囲気で活気があり面白かった。夜はライトアップされていて綺麗だが見学者も多いため、買い物を楽しみたいのであれば昼間に来ることをお勧めします。越秀西湖花市は春節前の3日間、朝8時30から翌2時まで開かれているらしい。広州には他にも各地で花市が開かれているとのことなので、来年は機会があれば別の花市も見学してみたい。