年が明けて早一週間、広州は暖かい日が続いている。外出時にもコートを着てゆく必要がなく今年に入ってまだ一度も暖房をつけていない。中国語教室の譚先生曰く来週から気温が下がる予報がでているらしい。
桂林シリーズの続き。昨年から年を跨いでしまった。他にも書きたいことがあるのでなるべく早めに書き上げたいと思っております。
2日目。今日はこの旅一番のハイライト「漓江下り」。漓江下りは桂林の竹江埠頭から下流の陽朔埠頭までのクルーズで、乗船時間は約4時間とのことだが今は川の水が少ない時期らしく約4時間半かかるとのこと。
客船の中は私たち以外にも多くの外国人が乗船していた。ガイドの白さんが言うには毎年6万人の外国人が観光に訪れるらしい。
船は竹江埠頭を出発し絶景のクルーズが始まった。
季節は12月中旬だったが至る所で樹々が紅葉していた。広州ではついに紅葉は見られなかったが桂林の樹々は綺麗に色づいていた。
色鮮やかな木々がとても綺麗だ。
川の水は見事に透きとおっている。中国で色々な川を見てきたがこんなに綺麗な川を初めて見た。
この地方独特の形をした山々が並んでいる。
洞窟を発見。洞窟の中は鍾乳洞になっているようで、観光できるクルーズもあるとのこと。
山の断層。
絶景の大パノラマ。
九馬画山という観光名所。9頭の馬を発見できたら幸運に恵まれるという言い伝えがあるらしい。5頭までは見えたが残りの4頭は見つけ出せなかった。
筍のような形をしている通称「筍山」。
中国の20元札の裏は漓江の絵が描かれている。
川下りも終盤を迎え20元札のスポットにやって来た。見事に風景が一致した。しかし本当は船の上からの景色ではなく川岸から描いた風景らしい。中国には「桂林山水甲天下(桂林は世界一美しい)」という宋の時代の詩人『王正功』の残した名言がある。全ての景色を紹介できないのが残念だがその言葉通り絶景の世界が広がっていた。
約4時間半のクルーズを終えた私たちは最後の観光地、「陽朔の西街」を目指し歩を進めた。
桂林に行ってきた最終回へ続く。