東京在住時代にお世話になった恩師林松涛先生の著作。中国人と中国語でコミュニケーションを取るときに「中国のことをどれだけ理解しているか」という視点が大切なのは言うまでもない。国が違えば常識も考え方も異なる部分があるのは当然なわけで、ましてや広大な国土の中で56もの民族が共存する中国を我々はどれだけ理解しているのだろうか？そんな疑問を５分野、50のテーマ、100の質問を通して学ぶことができる。
ページの左側が中国語、右側が日本語の対訳という作りになっており、表現の違いが見比べられるのが非常に良い。ピンインはついていないので初級テキストを卒業した中級者向けの内容となっている。
留学経験、就業経験のある私自身も意外と知らなかった「中国人の当たり前」がたくさんあったことを本書籍を読んで再確認できた。中国人の考え方を理解しより深くコミュニケーションを取りたいと考えている方におすすめの一冊。
