中国関連書籍紹介【そうだったのか中国!(集英社文庫)】

そうだったのか! 中国 (集英社文庫) 
池上 彰 (著)

約10年前に発行されてた本のため、近年の情報には乏しいが、中国の現代史、国家体制、軍事体制が体系的にまとめられている。ぼんやりしている中国の輪郭をざっくり掴むことができる中国入門書。個人的には中華人民共和国建国後毛沢東が行った大躍進政策、文化大革命や中国共産党内での権力闘争、第2次大戦後の中国とソ連の関係の記述が興味深かった。

教科書のようなわかりやすい構成になっているのはよいが、全体的に著者池上彰氏のどちらかと言うと中国に対する否定的な視点に偏っていると言えなくもない。あくまで入門書として、引っかかる部分や詳しく知りたい部分は、他の書籍と読み比べてみるのをおすすめします。

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