以前は15日間のノービザ滞在が可能だった中国、政治の問題で現在(2024年3月19日時点)未だ中国への渡航の際は何らかのビザを取らなければならない状態が続いている。
1月に深圳で行われるイベントへの参加をビザの問題で諦めかけていた私は、深圳で起業した友人より現在現地で取れる特区旅遊ビザなるものがあるとの話を聞き、前後泊入れて7日間ほど深圳に行ってきた。
この特区旅遊(E)ビザは深圳現地で手続き可能な5日間(正確には5泊6日)のみ滞在可能なビザとなっており、観光理由でも問題なく利用可能とのこと、事前にネットで情報を調べたが現地手続きについてそれほど詳しい説明がなかったためこの場でシェアさせていただきたい。
手続き可能な出入国審査場(イミグレ)は以下の通り。
•宝安国際空港
•羅湖口岸
•皇崗口岸
•蛇口口岸(海路)
今回は香港経由で行ったので一番オーソドックスな羅湖口岸での手続きとなった。
香港の地下鉄を乗り継ぎ羅湖口岸へ到着。人の流れに沿って歩を進めた。
ここで問題発生、目の前にゲートが現れたがビザ手続きの場所が見当たらない。焦って近くの係員に聞いてみると「このまま入れ」とのこと。あれ?この向こうって深圳なんじゃないのビザの手続きしなくていいの?と思ったが、ここは香港から深圳のイミグレへのゲートだったようでパスポートを見せただけで通過できた。注:写真は通ったあとで振り返って写したものです。
しばらく歩いて移動すると「口岸签证(PortVisa)」の看板を発見!
角を曲がってエスカレーターにて2階へ。
入出境査証事務所は9:00〜16:30が手続き可能時間となっている。
ここだ!なにぶん初めてだったのでとりあえず手続き場所に到着して安心した。
ビザ申請書を記入する人たち。
申請書は見本があってその通り記入したら問題は無かった。
手続き事務所の中。
とここで問題発生。申請書とパスポートを窓口に提出すると、外を指さされあっちで何かをしてこいとのこと。しかも早口で全然聞き取れない(当方中国留学経験と就業経験ありで中国語は話せます)。
聞き返してもまともに答えてくれないし、ウロウロしていても助けてくれない。うーん、やはりここは中国なのだ、サービス大国日本での滞在が長くなりこの辺の勘も鈍っていた。改めて少しキレ気味に聞いてみると何のことはなく、順番待ちの番号札を取れとのことだった。
以前に比べると飲食店などのサービス業はだいぶ対応も変わってきているのかもしれないが、公的機関の塩対応は相変わらずだった。
しばらくすると呼ばれて事務所前で写真を撮ってこいとのこと。
英語、フランス語、スペイン語、韓国語、ロシア語はあるが日本語は無かった。恐らく渡航者が少ないのだろう。パスポートNOと確か名前の入力のみでそんなに問題は無かった。
手続き費用は130元(現レート:2,740円)国によって料金が違うが日本は他の国と比べて格安だった。支払いは日本のクレジットカードでも問題なく手続きできた。その他にもWeChat Pay、ALIPAY、中国の銀聯カードでも支払い可能。
全ての時間(迷ったり戸惑ったりする時間)を入れて1時間弱で手続き完了。
エスカレーターを降りたところにアライバルカード(入国カード)の記載場所があるので、記載したカードととれたてのビザを見せて無事に通過。
特区旅遊(E)ビザは深圳意外にも珠海、厦門などに行く際も利用できるようだが、この2都市の場合は3日間のみとのこと。
どなたかの参考になりましたら幸いです。