香港西九龍駅に到着しタクシーを降りるとすぐさま係員から「チケットを見せてくれ」と声をかけられた。やばい、チケットは駅で購入しようと思っていたため現物は持っていなかった。咄嗟に「ネットですでに購入してるから」と嘘を付き、予約確認を装い中国のオンライン予約サイト「シートリップ」でチケットの予約に取りかかった。祈るような気持ちでオンラインサイトからの回答を待った結果、3分後に座席確保の連絡が入り、なんとか事なきを得た。
携帯の予約完了画面を見せ駅構内へ。香港封鎖のニュースを聞きつけたテレビクルーが何組か取材に来ていた。
列車に乗るまでには広州からと同じくいくつかの衛生検査があった。
列車はガラガラ。
無事に広州に到着。地下鉄に乗る際もチェックがあった。人数が多いためサーモグラフィーによるチェックが行われていた。いやしかし危ない、危ない。あと1日遅かったら広州に帰ってこられないところだった。
今日の朝オンライン予約サイト「シートリップ」で広州ー香港間を検索すると、すでに運行を一時的にストップしたと表示された。間一髪である…。
しかし後日談だが仕事で大陸と香港をよく往復している友人の日本人Kさんによると、深圳の罗湖から香港へのイミグレでは中国人は規制されているが、外国人はまだ出入国可能とのこと。ただこのルートもいつ封鎖されるかわからない。とにかく色々と先が読めないのは確かだ。