広州に来てから中国語教室に通うべきかしばらく悩んでいた。広州には在中日本人向けの中国語教室がたくさんある。日本人用無料雑誌「Whenever」や「ジャピオン」などには日本のキャバクラよろしく、中国人の女性講師の写真を並べ教育方針そっちのけの色仕掛で生徒を募集している教室も少なくない。そんな広告にうんざりし「そもそも中国に居るのに中国語教室に通う必要があるのだろうか?」「いや必要ないでしょう」との結論に至った私に無料体験レッスンを受けないか?と誘いをかける人が現れた。
何度かこのブログにコメントをくれたWillさん。コメント欄のリンクからWillの中国語教室という語学教室を経営していることが分かった。2/24付の日記「広東語」のコメントで教室で定期的に開いている活動と無料体験レッスンに誘ってくれた。先週メールで連絡をとり体験レッスンに行ってきた。ちなみにWillとは先生の英語名とのこと。中国の特に南方では中国語名以外に自分でつけた英語名を持っている人が多い。
教室のホームページの日本語力から見てだいぶ年配の方をイメージしていたのだが、Willさんは私より年下だった。1年半前に教室を開き現在7名の生徒さんがいるらしい。お世辞にも広いとは言えない借りオフィスの中でWillさんは熱心に自分の教育方針を話してくれた。すべてを詳しくここでは書けないが自分の仕事が好きだということ、型どおりに教える学校教育に疑問を持っていること、生徒には語学を教えるだけでなく広州の生活を充実させる手伝いもしたいことなど、とても共感できる内容だった。
結論から言うとWillの中国語教室に通うことにした。先にも書いた通り正直中国で語学学校に通う必要性に疑問を感じてはいたのだが、私自身現在の中国語レベルに到底満足はしていないということ、そしてなにより若くして自分の理想を持ち、それを実現すべく行動しているWill先生から語学以外の部分でも多くを学びたいと思った。
しかし私も現段階で完全に広州の生活や仕事に慣れたわけではないため、開始する時期や時間などはもう少し経ってから検討することにしてもらった。
PS:体験授業後に先生と生徒さんの一人と広州料理を食べに行った。広州料理はとても美味しい。